日本各地の農業を工業の視点で「業務分析」

農業分野への工業技術展開のためには、まず、工業側として農業のどの作業を自動化・ロボット化すればビジネス構築できるか、その見極めをおこなう必要があります。

農業現場のヒアリングや経営分析などをおこない、勘や経験などの暗黙知のなかで多くの作業が御壊れている産業を工業視点で業務分析することで、ロボット導入効率の数値化やコスト削減・売上向上効果の検討を可能とします。

  1. 業務分析の狙い
  2. 業務分析で明らかになる、
    農業現場の課題
  3. 農業の課題解決に向けた、
    他産業界との連携可能性
  4. 業務分析報告

➀業務分析の狙い

生産性向上

  1. 背景 日本各地の農業者を支えたい 農業者の減少による人手不足 少ない人数で効率化 高齢者や女性が中心となる労働状況 省力化・軽労化・安全対策 農家以外の人の就農・参入 熟練の技を機械に切り替え

    そのために

  2. 現在の農作業を業務分析
  • どの作業に何時間かけているか?
  • 最も作業時間を費やしている作業は?
  • 農作業をおこなう中での課題は何か? 例:危険、無駄、高い技術が必要、人間の能力の限界を超えるなど
  • 将来に向けて改善すべき点は何か?

分析結果

労働時間や作業内容の分析例

  1. 労働時間や作業内容の分析例
    農地の見回りや管理は、1回あたりの時間はわずかだが、毎日欠かさないため長期休暇が取れず、合計で全労働時間の40%を占める、最も時間のかかる作業
    収穫作業は、目視と触感による品質チェック、刈り取り、汚れの除去、軽量、簡便な箱詰めなど短時間に多くの作業が集中し、全労働時間の35%以上を占め、スタッフ人数も多く動員
    収穫後の最終検品、選別、パッキングから出荷までも全労働時間を10%を占め、作業スタッフ数も多い手作業
    農薬散布や雑草除去等の作業は、作業時間は比較的短いが、集中力が必要で、重労働かつ、危険物を取り扱う
    農作業の定性的分析例
    収穫作業や、出荷に係る作業は、大人数で短時間に処理する必要があり、人手不足になると、出荷までに処理しきれなくなり、収穫した農産物が無駄になる恐れがある
    細かい傷など、人間の目によるチェックでは見逃す恐れがある
    農薬散布や除草作業は、危険物を取り扱う作業で、高い集中力が必要。高齢者や女性では負担が大きく、特に夏場などはミスや事故発生の原因となりやすい
    トマトなどの果菜類の栽培には、長年の経験や熟練した技能が必要であり、経験の浅い農家では高品質品の生産がむずかしい。さらに、過去の経験を蓄積しPDCAを回す方法がない

    分析結果をみると

  2. 日本農業の生産現場には、解決すべき課題が山積み