日本各地の農業を工業の視点で「業務分析」

農業分野への工業技術展開のためには、まず、工業側として農業のどの作業を自動化・ロボット化すればビジネス構築できるか、その見極めをおこなう必要があります。

農業現場のヒアリングや経営分析などをおこない、勘や経験などの暗黙知のなかで多くの作業が御壊れている産業を工業視点で業務分析することで、ロボット導入効率の数値化やコスト削減・売上向上効果の検討を可能とします。

  1. 業務分析の狙い
  2. 業務分析で明らかになる、
    農業現場の課題
  3. 農業の課題解決に向けた、
    他産業界との連携可能性
  4. 業務分析報告

➁業務分析で明らかになる、農業現場の課題

  1. 人手不足による課題

    • 収穫や収穫物の選別、汚れ除去、パッキング作業などを実際する際の人手不足により、収穫しても出荷できない。契約した量を出荷できない。
    • 安全・安心・品質向上などのニーズから、小さなキズなど農産物の検品チェックの精度要求が上がり、人間の能力だけでは対処できない。
    • 農家規模が拡大し、通常の労働時間だけでは、管理や収穫作業が終わらない。

    3K職場(危険・汚い・きつい)に関する課題

    • 農地及び周辺の雑草や下草刈りは、刃物が危険なだけでなく、腰を曲げての長時間作業など、体への負担が大きい。
    • 農薬使用が厳しく管理されるなかで、作業時間も比較的長く、安全かつ、きめの細かい丁寧な散布が必要で、作業員への負担が大きい。
    • 農場の見回りは、1回あたりは短時間だが毎日必要であり、長期休暇や泊りがけの旅行などを取りづらい。

    技術や能力の継承に関する課題

    • 先輩農家が数十年経験して蓄積したノウハウを、数年で取得しなければならず、コンピュータ等の機械の助けを借りて技術や技能を継承する必要がある。
    • 毎年のように発生する異常気象への対応は、過去の経験だけでは不十分であり、きちんとした対処方法をとれる能力をサポートする機能が必要。
    • 厳しい競争の中で、数%でも売上を伸ばすために、きめ細かい技能を使った世話をする必要があり、各センサー等のデータ管理が大切である。
  2. 他産業側の視点からみると、解決可能な課題点も多い